海外旅行の楽しみの一つはホテルでの滞在です。日本のホテルとは一味違った異国のホテルを堪能しましょう。
海外のホテル選びでチェックしたいポイント
航空券を購入する方法をいくつかお伝えしましたが、旅行ツアーや航空券とホテルがセットになっている商品の場合はすでにホテルも決まっているため、ご自身でホテルを予約する必要はありません。 従ってここでは航空券のみ用意された方に向けた解説になります。
海外のホテル選びで最もわかりやすい目安はミシュランガイドなどで格付けされた星の数です。この星は1~5まであり、5つ星が最上級のホテルです。この星マークは後でご紹介する比較サイトやそれぞれのホテルのwebサイトですぐに目につく場所に表示されています。
5つ星のホテルは、グランドハイアット、ザ・リッツ・カールトン、パークハイアットなどのサービスに特化した特別なホテルです。4つ星はヒルトンやシェラトンなどの世界的チェーンやぞれぞれの国の上級ホテルになります。3つ星ホテルは一般的なチェーンのホテルやビジネスホテルなどの層です。設備、価格、サービスがよくまとまった利用しやすいホテルで、今回お勧めするのはこの3つ星以上のホテルになります。
このグレードであればどういった点でもそこまで不満がでることはないでしょう。4つ星、5つ星ホテルはもちろんそれ以上の良さがあり、あとはお財布と相談ということになります。
ホテルの選び方
ホテルを選ぶ上で考慮しないといけない様々な条件がありますが、まずは立地に最も注意してください。空港からホテルまで、そしてホテルから目的の観光地までどのくらいの距離でどういった交通手段があるかを地図上で確認してください。交通の便がいいエリアから離れてしまうとホテルへの移動のために時間と交通費がかかってしまい、割引が大きいお得なホテルがあったとしてもタクシー代などでマイナスになってしまいます。
旅行できる時間には限りがありますのでこれを移動だけのために使うのはもったいないです。また、観光地に近い大きなホテルであれば観光ツアーやそれに関連したサービスが用意されていることもあります。
ホテルでの滞在時間はどのくらい?
ホテルは寝るための場所だけではなくそこで過ごすことにも価値があります。今回のご予定ではどのくらいホテル内に滞在されますか?例えばホテル所有のプライベートビーチでゆっくり過ごしたいならホテルにはお金をかけるべきでしょう。
しかし、観光が目的でいろいろな場所へできるだけ多く行きたいといった場合にはホテルでの滞在時間は限られます。ジムやプールが付属していてもおそらく使うことはないと思います。こういった場合にはホテルの価格を抑えるのも一つの手です。ご自身の目的に合わせてホテルのグレードも調節してみましょう。ただし安全に滞在できるだけの最低限の費用は削らないようにご注意ください。
確認しておきたいホテル予約の条件
ホテルを予約する際に客室の設備などが記載されていますが、これらの中から確認しておきたいポイントをいくつかご紹介します。
エリア
上述の通り、移動に便利な場所にあるホテルを選びましょう。旅行をストレスなく行うための最も重要なポイントです。
価格
価格ですが、あまりにも安いものは気を付けたほうがよいでしょう。大まかに、アメリカやヨーロッパなどの先進国であれば一泊8000円以上、東南アジア等であれば5000円以上が初心者向けとしては最低金額だと感じています。この価格帯以上であれば、エアコン、温水シャワー、無料wifi、アメニティ(石鹸や歯ブラシなど)、レストラン、24時間受付など一通りそろっています。
無料送迎
ホテルから空港、最寄り駅、観光地までの無料送迎バスのサービスがあれば大変便利です。現地での移動はなかなか難しいことも多く、特に空港からホテルまでは移動が深夜になることもあり安全面からもとても助かります。
空港ロビー出口でお名前が書かれた大きなカードを持ってスタッフが待っていてくれていてそのままホテル所有の車で送迎されたり、空港内のバス停付近でホテル行きの定期マイクロバスが運行されていることがあります。
朝食
朝食サービスは朝食あり、なしを選べることが多いと思います。大きなホテルであればブッフェスタイルの朝食になることが多いです。パンやスクランブルエッグ、ハムなどの洋食と現地の朝食メニューが用意されており、好きなものを選んで食べることができます。慣れない旅行先では朝食はホテルで食べることをお勧めします。
ホテル周辺のレストランやスーパー、コンビニなどで朝食を購入することもできますが、その時間にお店が開いているかや料理が口に合うかどうかが分かりません。ホテルの朝食であれば世界中からやってくるお客さんに合わせたメニューになっています。慣れない飛行機での移動をしたあと、またこれから観光地を巡る前ですからしっかりと朝ごはんは食べておいたほうがよいでしょう。
日本語対応スタッフ
日本語が話せるスタッフが常駐しているホテルもありますが、あまり一般的ではありません。日本人がよく訪れる観光地にあるホテルや一部の大きなホテルだけのサービスになります。日本人スタッフがいないホテルでは英語で会話することになります。英語といっても英会話をするほどの英語力は必要ありません。ホテルのスタッフも慣れていますから、必要な場合は単語を並べるだけでも十分です。
ベッド
ホテルの部屋を選択する際にはベッドの数が表示されていると思います。「ダブル(double)」と表記されているものがありますが、これはベッドが1つで大きさがシングルサイズの2倍という意味です。これは一人あるいは2人用のお部屋です。
お一人で宿泊される場合は大きなサイズのベッドが一つ、あるいはシングルサイズベッドが2つの部屋にお1人の宿泊になることがあります。日本のビジネスホテルのようなシングルサイズのベッド1つだけの部屋というのは海外ではあまり一般的ではありません。
支払い方法
ホテル代金の支払いは、一般的に予約時にクレジットカードで支払うか現地で現金かクレジットカードで支払う方法があります。それぞれのホテルの支払い方法は予約時に記載されていますのでご確認ください。
支払いにはクレジットカードでの支払いをお勧めします。現地通貨で支払う場合、比較的高額の紙幣を持ち歩かなくてはならず安心できません。また、なにかトラブルがあってもクレジットカード支払いの場合はカード会社がやりとりを仲介してくれますので英語でのやりとりができなくても大丈夫です。
クレジットカードで事前に支払いをしていても、チェックイン(到着)時にデポジット(一時預け金)としていくらか現金を預ける必要のあるホテルもあります。これはチェックアウト(出発)時に返金されます。
返金対応
もしも日程が変更になったり旅行に行けなくなってしまった時に予約がキャンセルできるのかを確認しておきましょう。宿泊予定の何日前までなら全額返金などのルールが記載されています。
実際に予約を行う
ホテルの予約を行うにはそのエリアのホテル予約を取り扱っているホテル予約サイトが便利です。ホテルの料金もこれらのサイト向けに割引されていることが多く、直接ホテルのwebサイトで予約を行うよりも安くなっていることも多いです。また、そのホテルに宿泊した方のレビューが書かれていることも多く、客観的な評価を知ることができます。
予約サイト経由で予約を行うと、日程に変更があったり追加の要望があった場合に予約サイト経由で伝えることができて便利です。
Link
JTB(ジェイティービー)
トラベルコ
HIS(エイチアイエス)
お目当てのホテルが見つかったらこれらの予約サイト内で同じホテルの情報を探してみてください。料金や朝食無料サービスなど、細かい差があることがあります。また、そのホテルのwebサイトも一度GOOGLEなどで検索してみてください。場合によっては予約サイトよりも直接そのホテルのwebサイト上のほうが良い条件で予約できることもあります。
webサイト経由での予約が苦手な方は旅行会社の店舗で予約してもらうこともできます。ただし、海外のホテルだけを航空券とは別に予約してもらうのであれば、航空券とホテルをセットで予約してもらったほうが手続きも楽で料金も安くなります。