初めてのチェックインカウンターでも大丈夫!ここでは搭乗手続きについて知っておいてほしいことと、その流れについて解説します。
チェックインカウンターでの搭乗手続きの仕方
海外旅行への第一歩はチェックインカウンターからです。搭乗手続きは多くの方を短時間でさばかなくてはいけないため流れ作業になっており、初めての方はとまどうかもしれません。基本的な流れは世界中どこへ行っても同じなため、やり方を知っていれば帰りの海外でのチェックインもスムーズに行えます。それではまずは並び方から解説していきます。
どのチェックインカウンターに並べばいいのか?
チェックインのカウンターに並ぶ前に、そのカウンターがご自身の便のものか確認しましょう。チェックインカウンターのすぐ上に航空会社名、便名(英数字)、行先が表示されています。もしそれが自分の便かわからない場合は並び口の付近に案内のスタッフがいますので、持っているEチケットなどを見せて合っているか確認してもらいましょう。
チェックインには時間がかかりますので、もし間違った列に並んでしまった場合、かなりの時間を浪費することになってしまいます。
正しい行先を確認したら、次はどのカウンターに並べばいいのかを確認しましょう。JALやANAなどのフルサービスキャリアにはビジネスクラスのシートやエコノミーシートなどのクラスがあり、チェックインカウンターもこのクラスごとに設置されています。このクラスの表示もチェックインカウンターの上側にあるモニターに表示されています。
このあとカウンターではパスポートと、Eチケットなどの予約を示すものが必要になりますので、並んでいる間にすぐに出せるように準備しておきましょう。スマートフォン内にEメールやPDFファイルなどの形でチケットがある場合は受付の方にすぐに見せられるようにしておいてください。チケットの中の予約番号が見せられればよいと思います。
パスポートにカバーを付けている方もいらっしゃると思いますが、今後のチェックイン、セキュリティチェック、出国審査ではカバーは邪魔になりますので外しておきましょう。特に出国審査ではカバーは必ず外さなくてはなりませんので注意してください。
搭乗手続きに必要なもの
さて、列に並んで順番がきたらカウンターで搭乗手続きをしましょう。カウンターではまずパスポートを提示します。さらに予約番号が分かるものの提示が求められますので、準備しておいたものを見せましょう。搭乗者の名前、行先などの確認が行われますのでよく聞いておきましょう。
預け荷物の重量制限に要注意
予約状況を確認したら、次にスーツケースなどの預け荷物を預けます。チェックインカウンターのすぐ横に荷物を置く場所がありますのでここに荷物を置きましょう。この荷物置き場は重量カウンターにもなっており、重さはカウンター上のディスプレイに表示されます。
航空券を予約する際に預け荷物や手荷物の重量制限が決められており、ここで重量をオーバーすると超過料金が発生します。チェックインカウンターで重量オーバーが発生すると超過料金は割高になるため、可能であればご自宅で荷物を詰め込んだ際に重量を確認しておいたほうがよいでしょう。ただ、重量オーバーが発生しやすいのはLCCがほとんどで、JALやANAなどの大手航空会社では重量制限はかなりの余裕があります。
もし荷物が重量オーバーになってしまったら選択肢は2つあります。超過料金を支払うか、一度列から離れてスーツケースの中身を減らすかです。スーツケースの中身を減らす場合はまずは預け荷物から機内持ち込み荷物にいくらか中身を移動させられないかを考えましょう。
持ち込み荷物にも個数制限、重量制限がありますが、余裕があるのであれば移動させます。ご友人と一緒の場合は、ご友人の預け荷物と持ち込み荷物にも分散できないか相談してみましょう。
それでもだめな場合は超過分の荷物を捨てることも考えなければなりませんが、大きな空港内には宅配便受付カウンターがありますのでご自宅に送ってしまうのも一つの手です。この場合は配送費用がかかってしまいますので、超過料金と配送費用を比較して決める必要があります。
無事に荷物の預け入れができると荷物にタグ(シール)が貼り付けられ、貼り付けられたタグと同じものの控えが渡されます。これはそのまま渡される場合と、航空券の半券のほうに貼ってもらえることがあります。このタグは預けた荷物が自分のものであることを示す大切なものですのでなくさないように保管しておいてください。到着空港で荷物を受け取る際に必要になることがあります。
航空券の発券
荷物を預けたあとは航空券の発券が行われます。いままでEチケットなどが航空券の代わりとなってきましたが、ここで受け取るチケットが本来の航空券です。この航空券には決められた座席番号が書かれていますので、もし機内の座席を変更したり、ご友人と並んで座りたい方は手続き中に確認しておきましょう。
ほとんどの場合は手続き中に係の方から窓側か通路側か?機内前方か後ろ側か?などを聞かれます。また、オンライン予約の際にすでに座席を指定していた場合はその番号でよいかを聞かれます。
航空券を受け取る際に、搭乗開始の時刻(ボーデイングタイム)が必ず伝えられますのでしっかり聞いておきましょう。この時刻は航空券にも記載されています。この時刻は航空機への搭乗が開始される時間で、その時間までに搭乗口の前に移動していなければなりません。
もしターミナル内で迷ったり間違った搭乗口へ行ってしまうと飛行機が出発できなくなってしまうので、慣れないうちは早めに搭乗口まで移動しておくようにしましょう。
直行便ではなくどこかの空港を経由して移動する場合、そのフライト分の航空券すべてをここで受け取ることになります。例えば、北海道→成田→ロンドンや、成田→ドバイ→パリなどの場合は航空券が2枚になります。帰りの分の航空券は帰りの際にその空港のチェックインカウンターで搭乗手続きをするとそこで発券されます。
航空券を受け取り、特にターミナル内に用がないようでしたら次はセキュリティゲートへと進みましょう。